Low-E複層ガラスの特徴と方角に合わせた最適な選び方

新築編

住宅の窓選びにおいて、フレーム素材と同じぐらい重要なことが、ガラスの選択です

ガラス選択の最適解は、圧倒的にLow-Eガラスですが、

Low-Eガラスの選び方にも重要なポイントが分かる方は少数派だと思います。

そこで、メーカー営業マン目線から見た、Low-Eガラスの選び方を解説します

この記事でわかること

  • Low-E複層ガラスとは
  • Low-E複層ガラスの種類
  • 方角に合わせたLow-Eガラスの選び方3選

Low-E複層ガラスの特徴を押さえて、失敗しない窓選びをしましょう!

Low-E複層ガラスとは

Low-E複層ガラスとは、2枚のガラスのうち、

室外側または室内側のガラスの内側に、金属膜の薄いコーティングがされているガラスのことです。

メリット

Low-E複層ガラスを選ぶことで窓における断熱性能を大きく向上させることができます。

これは、金属膜が熱の出入りを制限することができるからです。

つまり、夏場は外部の熱を室内に入れづらく冬場は室内の熱を外部に放出しづらくなると言えます。

デメリット

場所により、極々稀に電波障害が起きることがあります。

部屋で携帯の電波が入りづらいなど、通信環境に問題が発生する可能性があります。

Low-E複層ガラスの種類

断熱タイプ・遮熱タイプ

引用:YKK AP HPより

Low-Eガラスには大きく分けて、断熱タイプ・遮熱タイプがある。

①断熱タイプ 室内側ガラスの内側に金属膜をコーティング 

室内の熱の出入り抑制に効果的

冬場により効果的

引用:YKK AP HPより

②遮熱タイプ 室外側ガラスの内側に金属膜をコーティング

外部の熱の出入り抑制に効果的

夏場により効果的

ガラスといえば透明のイメージですが、Low-E複層ガラスの場合、

メーカー毎に色付きガラスの設定があります。(グリーン・ブルー・ブロンズなど)

街中の比較的新しい戸建て住宅を見てみると、このようにガラスが反射して緑・青・茶色に見えることが

ありますよね。

これは、Low-E複層ガラスの色付きを選択している為です。

住宅の外観意匠性にも関係すると言えます。

方角に合わせたLow-E複層ガラスの選び方2選

1, 南面は断熱タイプ、その他方角は遮熱タイプがおすすめ

☆南面が断熱タイプの理由

理由はシンプルで、冬場はできるだけ日射からの熱を室内に取り入れて、

夏場はできるだけ日射からの熱を抑制することが必要だから。

太陽の高度から考えるとイメージしやすいですが、

太陽高度は夏場が最も高く、冬場が最も低いです。

その為、冬場は日射熱を室内に確保する絶好のタイミングです。

これが暖房費の節約につながります。

性能値が高いG2・G3レベルになると、冬場でも電気代が2000円という住宅もあります。

☆その他方角が遮熱タイプの理由

東面・西面については、朝と夕方の日射熱を遮ることが重要です。

同じく太陽高度で考えると、東面・西面ともに太陽の位置が低い時間帯になります。

そうすると、直接日射熱が入ってきてしまうので、遮蔽タイプで少しでも遮ることが重要です。

(特に夏場の西日がイメージしやすい)

北面は、太陽から直接的に日射を取得できないので、夏場の熱遮断優先で

遮蔽タイプという考えで良いです。

2, 色の選択方法は、性能と方角毎の統一性を重視

ガラスの選択できる色は、メーカーによって異なります。

また、色によって断熱性・日射遮蔽率といった性能値が異なります。

その為、樹脂窓選択したメーカーの選択できるガラスの色+性能値の確認が必要です。

また、断熱タイプ・遮熱タイプで選択できる色に制限があります。

例えば、YKKAPさんのLow-E複層ガラスの場合、断熱タイプは透明・青・茶の3色ありますが、

遮熱タイプは青しか選べなかったりするので、注意が必要です。

①の基準で方角毎に仕様を分ける場合、色が自動で制約されてしまうことになります。

(方角でガラスの色が違うのは変ですからね。。)

まとめ

メリットデメリットおすすめ方角
断熱タイプ断熱性能が高い 特に冬場に効果的極々稀に電波障害が発生する南面
遮熱タイプ断熱性能が高い 特に夏場に効果的極々稀に電波障害が発生する東面・西面・北面
※選択できる仕様に対する色は、メーカー毎に確認必要。

表にまとめると上記のような特徴があります。

正直、プロの方でも知らないという方も多いかと思います。

より快適な住宅を作るために、上記特徴は押さえて、

打ち合わせなどで一緒に考えてみてくださいね!

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